Dog Mountain Report _ aki kusumoto

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2012年 11月 20日

国内外の写真フェスティバル(覚え書)

国内外の写真フェスティバル(一部)をリストアップしてみた。

アルル写真フェスティバル(フランス、アルル) Renconters d’Arles 
http://www.rencontres-arles.com
1970年に、Lucien Clergue(写真家)、Michel Tournier(作家)、Jean-Maurice Rouquette(歴史家)によって創設された、南仏アルルで夏に開催される最も歴史の長い写真フェスティバル。国内外の美術館や機関と連携して展覧会を企画し、12世紀に建てられたチャペルなど、町の文化遺産なども使った数箇所の会場で展示する。一部の企画展を除き、展示作品は原則的に未刊行(未発表発表)作品を中心として選別され、最新の写真表現、技術などに接する場を提供することを目的とする。
展覧会以外にも、スライドショー、シンポジウム、ポートフォリオレビュー、ワークショップなど様々なイベントが開催される。フェスティバルで新しい才能を発掘するために2002年より賞が創設され、2007年よりディスカバリー賞(25000ユーロ)、Contemporary Book賞(8000ユーロ)、Historical Book賞(8000ユーロ)が与えられるようになった。
運営費の46パーセントが公共の予算、37パーセントが入場料、16パーセントが私的な寄付によって賄われている(2011年)。

フォトエスパーニャ(スペイン、マドリッド) PHotoEspaña  
http://www.phe.es/
1998年にはじまった写真とビジュアルアーツのフェスティバル。ラ・ファブリカが運営し、企業や公共機関と連携して展覧会などを開催。毎年対象国を決めてコラボレートする。2005年には日本が対象国となり、日本の写真家が数多く紹介された。

ヒューストン・フォトフェスト(米国、ヒューストン) FotoFest International 
http://www.fotofest.org
1983年に、ドキュメンタリー写真家でジャーナリストのFrederick BaldwinとWendy Watriss、ギャラリーディレクターのPeter Bentelerによって創設されたFotoFestによって、1986年よりヒューストンで隔年に開催される、アメリカ合衆国における最初の写真フェスティバル。

ブライトン・フォトビエンナーレ(イギリス、ブライトン) Briton Photo Biennale
http://www.bpb.org.uk
イギリス南西部の港町ブライトンにて、2003年より隔年で秋に開催される写真フェスティバル。選ばれたキュレーターが決めたテーマによる展覧会が開催されるほか、コミッションワークも制作される。マーティン・パーがキュレーターとなった2010年のビエンナーレ(テーマ:ニュードキュメンツ)は6万人という記録的な来場者数となった。

ニューヨーク・フォトフェスティバル(米国、ニュヨーク) New York Photo Festival
http://nyph.at/
2008年にDaniel Powerらによって、アルル写真祭やフォトエスパーニャなどに影響を受けて始められた写真フェスティバル。ニューヨーク市の写真月間に併せて開催される。

ヴィザ・プル・リマージュ(フランス、ペルピニャン) Visa Pour l’Image
http://www.visapourlimage.com/index.do
1989年からフランス南西部にあるPerpignanにて開催される、フォトジャーナリズムを対象とした写真フェスティバル。

ケルン国際写真フェスティバル(ドイツ、ケルン) Internationale Photoszene Koln
http://photoszene-koeln.de/
1984年より、フォトキナと同時期にケルンで開催される写真フェスティバル。

Noorderlicht(オランダ、フローニンゲン)
http://www.noorderlicht.com/en/
Noorderlichtはオーロラの意味。ドキュメンタリー写真を中心とし、写真のもつ意味と役割についての議論を深めようと、1980年に創設されたNoorderlicht写真ギャラリーが1990年よりはじめた写真フェスティバル。

マーゲート・フォトフェスト(イギリス、マーゲート) Margatephtofest
http://www.margatephotofest.co.uk/
イギリス南東海岸にあるケント州マーゲートで2010年より開催されている写真フェスティバル。社会にコミットした(Socially engaged)写真に焦点をあてる。現代社会を変革する活動力をもつものとしての写真の役割を探求すべく、アーティスト/キュレーター/教育者のコミュニティを築き、現実的にインパクトをもったプログラムを展開することを目的とする。

テッサロニキ・フォトビエンナーレ(ギリシア、テッサロニキ) Photo Biennale Thessaloniki
http://photobiennale-greece.gr/en/
1997年に創設されたギリシア初のテッサロニキ写真美術館を中心に、翌年より隔年で開催される写真フェスティバル。

フォトグラフィア(ローマ、イタリア) Fotografia - Festival Internationale di Roma
http://www.fotografiafestival.it/index.asp?lang=eng
2002年よりローマ現代アート美術館(MACRO)を中心に毎年ローマで開催されている写真フェスティバル。毎年選ばれた写真家一人にローマを対象にしたコミッションワークの制作を依頼している。(ヨゼフ・クーデルカ、マーティン・パー、アレックス・ソスなど。)

モスクワ・フォトビエンナーレ(モスクワ、ロシア) Photo Biennale Mosocow
http://www.mamm-mdf.ru/en/festivals/photobiennale-2014/
マルチメディア・アートミュージアムを中心に隔年で開催される写真フェスティバル。

カウナス・フォトフェスティバル(カウナス、リトアニア) Kaunas Photo Festival
http://www.kaunasphoto.com/10th-kaunas-photo-festival/?lang=en
2004年から開始された、バルト圏で最も長い歴史を持つ写真フェスティバル。国内外の作家の作品を紹介するとともに、ポートフォリオレビューなども行う。

草場地春の写真祭(中国、北京) Caochangdi PhotoSpring
http://www.ccdphotospring.com/
2010年にアルル写真祭とのコラボレーションにより、北京のTinking HandsとThree Shadows Photography Art Centre(三影堂撮影芸術中心)がはじめた写真フェスティバル。期間中、数十の展覧会やシンポジウム、ポートフォリオレビューなどが行われる。

大邱(テグ)フォト・ビエンナーレ(韓国、大邱) Daegu Photo Biennale
http://daeguphoto.com/eng/
韓国第三の都市・大邱にて、2006年から隔年で開催される写真フェスティバル。2012年度には、総合ディレクターによるメイン展示のほか、世界各国のキュレーターによって企画されたスペシャル展示、ポートフォリオレビュー、シンポジウムなどが大邱文化芸術会館、大邱芸術発展所(旧KT&G)、国立大邱博物館らの会場で行われた。

東江(トンガン)国際写真フェスティバル(韓国、東江) Dong-gang International Photo Festival
http://www.dgphotomuseum.com/eng/main/view.php?go=festival
東川町をモデルとし、2001年に東江写真村宣布式を行った寧越郡が翌年より開催している写真フェスティバル。2005年には韓国初の写真美術館として東江攝影美術館が創設され、以降、東江攝影美術館をメイン会場とし、同地区内で複数の展覧会を行う。

アンコール・フォトフェスティバル(カンボジア、シェムリアップ) Angkor Photo Festival
http://www.angkor-photo.com
2005年に有志の写真家たちによって組織されたアンコール・フォトアソシエーションが主催する東南アジア初のフォトフェスティバル。冬の約1週間、展覧会、スライドショーなどが開催される。公募によってアジアを中心とした作家の作品を募集している。フェスティバルにあわせて、アジアの若手写真家のためのアンコール写真ワークショップと恵まれない子どもたちのためのアンジャリ写真ワークショップも同時開催される。

Chobi Mela バングラディシュ・国際写真フェスティバル(バングラディシュ、ダッカ) International Fotography Festival Bangladesh
http://chobimela.com/
2000年より二年に一度開催される写真フェスティバル。

香港国際写真フェスティバル(中国、香港)Hon Kong International Photo Festival
http://www.hkipf.org.hk
香港の19人の写真家によって、創造的なアイデアや、技術的な知識などを分け持つ場として創設された香港写真文化協会が主催する写真フェスティバル。複数のキュレーターによる企画の展覧会や、ポートフォリオ・レビュー、セミナー、ワークショップなどが行われる。隔年で開催される。

シンガポール国際写真ビエンナーレ(シンガポール) Singapore International Photography Festival
http://www.sipf.com.sg/
2008年にはじめられた東南アジアの写真家を中心としたフェスティバル。展覧会の作品は基本的には公募によって集められる。展覧会、ワークショップ、ポートフォリオレビューを三本柱とするほか、シンガポールの写真活動を活性化するために、ギャラリーやアートスペース、教育機関などで様々な活動が行われる。

Focus写真フェスティバル(ムンバイ、インド)Focus Photography Festival
http://focusfestivalmumbai.com/
2013年よりインド西海岸のムンバイではじまった写真フェスティバル。変化の激しい都市ムンバイを拠点にするため、初回では「都市」をテーマとした。

Reportage Festival(シドニー、オーストラリア)Reportage
http://reportage.com.au/festival/
1999年よりはじまったルポルタージュフォト(ドキュメンタリー写真)を対象とした写真フェスティバル。

バマコ写真フェスティバル(マリ、バマコ) Rencontres de Bamako, Biennale africaine de la photographie
http://rencontres-bamako.com/
1994年より隔年で開催される写真フェスティバル。マリ国の文化省が中心となり、アンスティチュ・フランセの協力で開催。 アフリカの写真とビデオを中心に紹介し、展覧会、ワークショップなどのイベントを通じて、人々の交流の場をうみだす。バマコにはアフリカを代表する写真家Seydou Keita(1921-2001)の写真館もあった。

フォトグラフィカ・ボゴタ(ボゴタ、コロンビア共和国) Fotografica Bogota Festival
http://fotomuseo.org/fotografica_2013/index.html
2007年より、コロンビアの首都ボゴタで、隔年で行われる写真フェスティバル。毎回フィーチャーする地域を世界から選び、展覧会等を市内各地にて行う。Photo Museo(コロンビア国立写真美術館)が中心になって開催している。

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写真の町東川町国際写真フェスティバル
http://photo-town.jp/
1985年に豊かな文化田園都市づくりをめざして東川町が行った「写真の町宣言」をもとに、1985年から毎年夏に開催される写真フェスティバル。写真の町東川賞授賞式を中心に、受賞作家作品展やシンポジウム、ポートフォリオレビューなどが町民のどんとこい祭りとともに行われる。1994年からは全国の高校の写真部やサークルを対象にして行われる写真大会「写真甲子園」も開催されるようになった。

総合写真祭フォトシティさがみはら
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/photocity/index.html
2001年から毎年開催される写真フェスティバル。新たな時代を担うプロ写真家の顕彰と、アマチュア写真愛好家に作品の発表の場を設けるとともに、写真展を中心に様々なイベントを組み込んだ市民参加型の文化事業として位置付けられる。第2回目からは「さがみはら写真アジア賞」を創設。

塩釜フォトフェスティバル
http://gamaphoto.blog31.fc2.com/
2008年、塩釜市出身の写真家・平間至を中心にはじまった写真フェスティバル。写真関係者らを招いて、市民とともにさまざまな切り口から写真に親しむイベントを行う。展覧会、トーク、ワークショップ、ポートフォオレビューなど。ポートフォリオレビューの参加者のなかから写真賞を決定し、大賞は写真集を制作することができる。

横浜フォトフェスティバル
http://www.yokohamaphotofes.com/
日本の写真の創始者の一人である下岡蓮杖が横浜に写真館を開いて150周年となる2012年を記念して創設されたフェスティバル。シンポジウム、ポートフォリオレビューなど。

ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎
有志によって構成された実行委員会によって開催される。2012年で13回目を迎える。

Kyotographie 京都国際写真フェスティバル
http://kyotographie.jp/
2013年より京都ではじまった春の写真フェスティバル。文化都市京都と写真芸術の融合を図ると同時に、京都の伝統工芸とのコラボレーションにより写真芸術が生活により深く浸透することを目指す。

写真の町 シバタ
http://www.photo-shibata.jp/
2011年より市民有志によりスタートした新潟県新発田市の写真文化プロジェクト。

六甲山国際写真フェスティバル
http://rokkophotofestival.com/index.html
神戸の写真ギャラリーGallery TANTO TEMPO、theory of cloudsを中心に、国内の写真ギャラリーや枠組み、個人、アメリカやヨーロッパの文化芸術NPO、アジアの芸術の枠組み、神戸市内の大学などの教育機関などが連携して構成されたNon-Profitの組織であるRAIECが運営。発見、教育、コミュニケーションという3つの思想を掲げて、神戸市六甲山上で開催する国際写真フェスティバル。2013年~。

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世界中の写真フェスティバルの情報を集めたサイト
http://www.photofestivals.com.au/
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# by curatory | 2012-11-20 12:03 | 写真フェスティバル